歴代誌第二26章 「驚くべき助け」
「こうして、彼の名声は遠くにまで広まった。彼が驚くべき助けを得て、強くなったからである。」歴代誌第二26:15
くぅ~ママのちょっと一言
ウジヤ王は列王記下14章でアザルヤとして書かれていますが、これほど詳しい記事ではありませんでした。また、イザヤ6章が「ウジヤ王の死んだ年」から始まります。絶大なる繁栄と平和の時代を築いた王が死んだと言う衝撃の言葉として書かれているのです。それ程内外に力を示した王ですが、思いあがって神のみ前に謙遜になることを忘れてしまった時に神は彼を打たれます。
とんとん拍子にことが進む時、大きな評価を得たとき、つい調子に乗って、自分がえらくなったように思いがちですが、そんなときこそ、神が与えてくださった恵に感謝したいと思うのです。「主よ、感謝!」と何度も神を見上げながら一日を送りたいと思います。
聖書要約
ユダの王ウジヤ
ウジヤは16歳で王となり、52年間王位にありました。母はエルサレムの出身で、彼は父が行ったように神の目に適う正しいことをしました。彼が神を求めている間は神は彼を繁栄させられました。ペリシテのみならず、アラブ、メウニムとの戦いでも勝利しました。ウジヤの勢力はこの上もなく増大したのです。またウジヤ王はエルサレムの城壁を補強しました。井戸を掘り多数の家畜が飼われ、肥沃な地では農耕が盛んでした。軍備にも力をいれ兵士の数だけではなく、武器や新しい兵器の発明もしました。ウジヤ王は神の驚くべき助けを得て勢力は増し、名声は遠くまで及びました。
しかし王は勢力が増すと思いあがって、ついに神から心が離れていったのです。王が祭壇の香をたこうとしたとき、祭司がそれは祭司の仕事であると指摘したのですが、王はそれに従わず、逆に怒りを発しました。その瞬間に王の額には重い皮膚病が現れたのです。神が彼を打たれたのです。王は死ぬまで隔離された家に住みました。その子ヨタムが王となりました。