歴代誌第二34章 「ヨシアの宗教改革」

の宮で律法の書を見つけました」歴代誌第二34:15

くぅ~ママのちょっと一言
ヨシアの行った宗教改革については列王記下22章に並行記事が書かれています。人々が平然と罪の生活を送っている時も、神の悲しみの怒りは消える事はないのです。ソドムやゴモラの町々もそうでした。ノアの時代の人々もそうでした。神の怒りは、火を持って、水を持って、また隣国の手によって、そのところに注がれるのです。現代の私たちの社会を見るとき、ソドムやゴモラとどれほどの違いがあるでしょうか。ただイエスキリストが十字架の上で神に執り成してくださっていることによって裁かれずに、恵の下で生かされていることを心に留めたいと思います。

聖書要約
ユダの王ヨシア
ヨシアは8歳で王となり、31年間王位にありました。彼は父祖ダビデの道に歩み、神の目に適う王でした。治世8年目に神を熱心に求めるようになり、治世12年目に異教の祭壇や偶像を取り除き、異教の祭司の骨をその祭壇で焼きました。神のための清めは南王国ユダのみならず北王国イスラエルにまで及びました。そして治世18年目に神殿の修理に着手したのです。神殿の入り口で工事のための献金が集められました。ユダの王達が荒れるに任せておいた神殿を人々は忠実に修理したのです。レビ人や祭司達も工事に関するそれぞれの役割を果たしました。
祭司ヒルキヤが献金のご用をしている時に古い巻物を見つけたのです。それはなんとモーセに与えられた律法の書だったのです。それが王の前で読み上げられたのですが、それを聞くや否や王は衣を裂きました。先祖が巻物に記されている掟を守らなかったので、神が怒っておられることが分かったのです。そのことで女預言者フルダに使者が遣わされます。フルダは神の言葉を伝えました。「書に書かれている全ての呪いは実現する。彼らがわたしを捨てて。異教の神に心を寄せたために、わたしの怒りはこの所に向かって注がれ、消える事はない。しかし王が心から悲しみ、神の前に謙遜になったので、王の祈りを聞こう。ヨシア王の存命中は災いを下さない」と。王は全長老を招集し、心を尽くして、精神を尽くして、巻物に記されていることを守ることを誓いました。