歴代誌第二35章 「逆らってはいけない」

「私とともにおられる神に逆らうことはやめよ。」歴代誌第二35:21

くぅ~ママのちょっと一言
盛大な過越の祭りを祝った後の失敗です。ヨシア王はエジプト王を通して語りかけられた神の言葉を聞き取ることが出来なかったのです。神の言葉を聞き取るとは如何に難しいことでしょう。もともと神のみ前にへりくだって神の道を歩もうとし、過越祭りを祝ったヨシア王でしたが、その祝いの盛大さの中に傲慢な気持ちが頭をもたげたのかもしれません。ユダのみならずイスラエルの人々の心をも動かしたほどの祭りでしたから。そのようなときに人生の落とし穴があることを学びたいと思います。それにしても神の言葉をどのように聞き分けたらいいのでしょうか。それは第一は聖書的であること。第2は弱い立場のものが大切にされていること。第3は心に平安があること。大切な3つのポイントです。

聖書要約
ヨシアやエルサレムにおいて過越祭を祝いました。祭司やレビ人を任務につかせました。そして王は財産の中から羊や子山羊を3万匹、牛3千頭を提供しました。高官たちも進んで献げました。準備が整い、王の指示に従って祭司とレビ人がいけにえを屠りました。モーセの書に記されているとおり神に献げたのでした。そして人々にも分配しました。レビ人は奉仕におわれる祭司と自分達の食べる者も準備しました。また詠唱者や門衛にも準備したので、それぞれが持ち場を離れることなく祝うことが出来ました。このようにユダとイスラエルの人々が共に祝った事は歴代の王の中にはいませんでした。
この後エジプト王ネコがカルケミシュを攻めようと上ってきました。ネコはヨシアに「あなたと戦う為に来たのではない。神が急ぐように命じられた。私と共にいる神に逆らってはいけません」と言ったのですが、ヨシアはその言葉が神から出たものと理解せず、王の服を脱いで変装して戦ったのですが、敵の放った矢に当たってしまいます。エレミヤはヨシアを悼んで哀歌を歌いました。