エステル記3章 ひざまずかなかったモルデカイ

「しかし、モルデカイはひざまずかず、敬礼しなかった。」3:2

くぅ~ママのちょっと一言
アガクは古来イスラエルの宿敵であったアマレク人であり、ハマンとモルディカイの関係はアマレクとイスラエルとの関係と二重写しになっているとのことです。この話の根の深さを感じます。
モルディカイがハマンに頭を下げなかったのは「頭を下げる」という言葉が礼拝を意味し、モーセの律法に書かれている「あなたはわたしの他に何者をも神としてはならない」という十戒に反するからでした。しかしこのことがペルシャにいるユダヤ人全体を窮地に立たせることになります。突然トンネルに入ってしまったようなこの窮地をどのように乗り切ればよいのでしょう。モルディカイはこれを神のご計画と信じて対処します。
私たちの人生にも真っ暗な長いトンネルに突如入ってしまうようなことがあります。しかしトンネルの向こうには、きっとトンネルに入る前とは全くった素晴らしい景色が用意されていると信じることが出来たらなんと幸いなことかと思います。

聖書要約
ハマンの策略
王はアガク人であるハマンを宰相の地位につかせ、王宮の役人達に、彼に頭を下げるように命じていました。ところがモルディカイだけは頭を下げません。モルディカイは他の役人達に「自分はユダヤ人だから、人に礼拝するようなことはしない」と主張しました。それを聞いた役人達は面白くありません。そのことをハマンに告げ口しました。ハマンは大変腹を立て、これを機会にユダヤ人を皆殺しにしようと策略しました。プルというくじによってその決行日が決められました。それは1年後の2月、エステルが王妃となって5年目のこととなります。ハマンは王に伺いをたてました。「この国にくまなく入り込んでいる民族がいるのですが、独自の法律を持ち、王の命令に従いません。このままにしておくと王のためになりません。彼らを皆殺しにせよとの勅令を出してはいただけないでしょうか。私が費用をだします」と。王は「費用の事は心配しなくていい。お前の思うようにするがいい」とお答えになりました。そこで全国に各地方の言葉で「ユダヤ人は老若男女を問わず、翌年の2月に皆殺しにすべき。財産は手を下した者が取っていい」との通達が出されたのです。スサの町はお騒ぎになりました。その頃王とハマンは酒を酌み交わし悦に入っていました。