エステル記10章 「民の幸福」
「実に、ユダヤ人モルデカイはクセルクセス王の次の位にあって、ユダヤ人にとっては大いなる者であり、多くの同胞たちに敬愛された。彼は自分の民の幸福を求め、自分の全民族に平和を語る者であった。」エステル記10:3
くぅ~ママのちょっと一言
ペルシアでは色々な事件を記録する習慣があるようで、クセルクセス王の繁栄とモルデカイの栄誉の記述が年代記に書かれているようです。
またエステル記を終えるにあたり、モルデカイがユダヤ人だけでなくユダヤ人以外の人たちへの配慮したことが書かれています。ユダヤ人としての選民のたみとしてのアイデンティティーを守ることと他の民族を排除する事は違うと思います。ただ、共存の道を歩んで、ユダヤ人が寄って立つところをぐらつかせてはいけません。それは現代に生きるクリスチャンにも言えることです。クリスチャンとしてのアイデンティティーを堅く守りながら、この世の中で生きていきます。それは神としっかりと結びついたクリスチャンがこの世の中で果たすべき役割があるのですから。
聖書要約
モルデカイの栄誉
クセルクセス王は本土だけでなく島々からも税を課して繁栄しました。王の優れた業績とモルデカイが王に用いられ与えられた栄誉とは「メディアとペルシアの王の年代記」に書き記されています。モルデカイは王につぐ地位を得て、ユダヤ人ばかりか全国民の尊敬の的となりました。モルデカイは同胞の為に働くと共にすべての人々の子孫の平和を願いました。