箴言11章 主の目に正しいこと、正しくないこと
「高ぶりが来れば、辱めも来る。知恵はへりくだる者とともにある。」箴言11:2
助産師永原のちょっと一言
正しいことと悪なることを対比した格言が並びます。道徳的な処世術のような項目も見られますが、神の目にとってどうかということが問題とされていることや永遠の命に関することもあり、単なる処世術とは異なります。
聖書要約
偽りの秤を使うことを主は嫌われますが、正しい秤を使うことを喜ばれます。
高慢な人は恥をかきますが、謙遜な人は知恵を身につけます。
正しい人は誠実に歩み、悪人は不誠実なために滅びます。
金さえあれば大丈夫などと思ってはなりません。裁きの日には正しく生きる人だけが救われます。正しい人は正直に生き、悪人は自分の罪に押しつぶされます。
正しい人の身は安全ですが、裏ぎり者は自分の暴力に破滅します。
悪人はこの世のことしか考えないので死んでしまえばそれで終わりです。
神は正しい人を助けてくださいます。
神を無視する人は友人を破滅に陥れますが、神に従う人は知識によって助け出されます。
正しい人が成功すれば町は喜び、悪人が死ぬとだれもが喜びます。
神を信じる人が祝福されることによって町は栄え、悪人が幅を利かせるようになると町はすたれます。
隣近所とケンカするほどバカなことはありません。利口な者は黙っています。
おしゃべりな人は噂話を広めますが、信頼できる人は噂話にふたをします。
よい指導者がいないと国民は苦しみ、適切に助言する人がいれば国は安全です。
保証人になる時は相手をよく見ること。後で苦しむより初めから断る方がいいです。
親切で優しい女性はよい評判を得、思いやりのない男は金に執着します。
人に親切にすると心が豊かになり、思いやりのないことをすると心がすさみます。
悪いことをして得た金はすぐになくなりますが、正しいことをして得た報酬はいつまでも残ります。
正しい人は生きる本当の意味を見つけ、悪人はただ無駄に死んでいきます。
強情な者は神に嫌われますが、正しい人を神は喜ばれます。
悪人は必ず罰を受けますが、神は正しい人の子どもを必ず救ってくださいます。
見かけは美人でも慎みのないのは、豚が金のネックレスをしているようなものです。
神に従う人は幸せをつかみ、悪人は激しい怒りを買います。
惜しげなく人の施しても益々金持ちになる人もあれば、財布のひもを締めてもなお文無しになる人もあります。物惜しみない人は人を潤して自分も潤います。
値上がりするまで売り惜しみする人は恨まれ、皆が困っている時に売り出す人は喜ばれます。
良いことをしようとする者を神は愛され、悪いことばかりに熱中する人は嫌われます。
金に頼る人は失敗しますが、主に頼れば若木のようにすくすく成長します。
家族を煩わせる者はついには愚かな生き方しかできません。
神を信じる人は命の実がなる木を育て、知恵ある人は魂を破滅から救います。
神を信じる人がこの世で報いを受けるなら悪人が報いを受けるのは当然です。