エゼキエル書1章 水晶のように輝く大空


「生きものの頭上には、まばゆい水晶のような大空に似たものがあり、頭上高く広がっていた。」エゼキエル1:22

くぅ~ママのちょっと一言
エゼキエルと言うのは「神が強くする」という意味だそうです。ヨヤキン王が捕囚としてバビロンに連れて行かれた5年目に神から召命が与えられます。異教の地で神の言葉を語るため、黙示的な表現が使われています。ですから表現にとらわれず、語ろうとしていることが何かを理解しなければなりません。1章は異教の地にあっても神はイスラエルの民に中に臨在してくださっていることが書かれています。生き物の4つの顔である人間、獣、家畜、鳥は地上に生きる物の代表であり、その上に神が君臨されている様子が描かれています。周囲がどんなに悪なるものに囲まれようとも、天には神がご臨在くださり、私たちを支配しておられることに心を留めたいと思います。

聖書要約
エゼキエルの召命
私(エゼキエル)はブジの息子で祭司でしたが、バビロンに捕囚の民として連れて来られ、ケバル川のほとりに住んでいました。ヨヤキン王が捕囚としてバビロンに連れてこられて第5年目に突然、天が開いて神の幻を見たのです。私が30歳のことでした。北の方から燃える火のような巨大な雲を先頭にした激しい嵐が私を目がけて突進してきました。それは琥珀金のような輝きがありました。その中に4つの生き物の姿がありました。人間のようなそれには4つの顔があり、4つの翼を持ち、脚はまっすぐですが足の裏は子牛のひづめのようでした。またそれぞれの翼から人間の手が出ていました。顔は正面が人間、右はライオン、左は牛、後ろは鷲でした。生き物は稲妻の光のように素早くあちこちと突き進んでいました。4つの生き物の下に車輪があるのが見えました。丸い車輪に直角にもう一つの車輪が交差し、向きを変えなくてもどこにでも自在に行くことが出来ました。生き物の上の大空は水晶のように輝き、美しさは言い表すことはできませんでした。翼を広げて飛ぶ時には神の声か、大軍勢のような響きでしたが、翼が止まる度に頭上の水晶のような大空から声がしました。そこには玉座があり人間に似た方が座っていたのです。それは青銅の輝き、腰から下は炎に包まれ、その方の周りには虹のような輝きがありました。このように神の栄光があらわされたので、私はひれ伏し、わたしに語りかけられる声を聞いたのです。