エゼキエル書12章 主の言葉は実現する


「それは、であるわたしが語り、わたしが語ったことを実現し、決して引き延ばさないからだ。」エゼキエル12:25

くぅ~ママのちょっと一言
エゼキエルは捕囚の民の中にいて、現在エルサレムに残っている民も近い将来捕囚される(第2捕囚)ことを預言します。エルサレムが陥落し、ゼデキヤ王が壁に穴をあけて逃げる時にバビロン軍に捉えられ、目をつぶされて連行されることが象徴行為で預言されています。そして預言は成就しないと思われていることが間違いであると神の厳しい言葉が下されることが告げられます。
第2ペテロの手紙3章9節に「主は約束を遅らせておられるのではありません。そうではなく、一人も滅びないで皆が悔い改めるようにと、あなたがたのために忍耐しておられるのです」と言う言葉があります。私たちはこの神の愛に甘んじることなく、いつ人生の清算を迫られてもいいように日々過ごしたいです。

聖書要約
捕囚のしるし
主が私に言われました。「人の子よ、あなたは反逆達の中に住んでいる。彼らは真理を知ろうとしたら知ることが出来るのに、知ろうとしない。聞こうとしたら聞くことが出来るのに、聞こうとしない。だから彼らに捕囚になることがどんなことか教えてやりなさい。
「昼間、町の人が見ている時に、捕囚に連行される長旅に必要な最低限の荷物を背中に担いで家を出る。夕方、町の人が見ている時に、壁に穴をあけて出て行く。闇の中で荷物を運び出し、この土地を見ないように出て行く。」これらのことを民に示しなさいと神から命じられたエゼキエルはそのように実行します。
神はさらに言われました「人の子よ、彼らが『これは何の意味かと尋ねたら、これからエルサレムとゼデキヤに起こる神の宣告だ』と教えてやりなさい。ゼデキヤ王さえ、壁に穴を開け、何も見えないように顔を覆い出て行くが、バビロン軍に捉えられて、連れて行かれる。彼はその地を見ることなく、その地で死ぬ。王に仕える者たちを私は散らす。彼らはそのとき私が主であることを知る。私はわずかな者を剣と飢饉と伝染病から免れさせる。彼らは自分たちのしてきた罪を行く先々で告白する。その時彼らは私が主であることを知る。」と。
また神は語られた。「人の子よ、震えながらパンを食べ、恐れながら水を飲め。神がイスラエルの罪のために食料や水を乏しくされる。町は荒れ果てる。その時あなた方は私が神であることを知る」と。また「人の子よ、イスラエルの人々は『日々は長引くが、幻はすべて消えうせる』ということわざを信じているが、全ての預言が成就する時が来た。エルサレムは滅びないという偽りの預言が暴露される時がすぐに来る」と。