エゼキエル書16章 契約を破った民


「あなたは誓いを蔑んで、契約を破ったのだ。」エゼキエル16:59

くぅ~ママのちょっと一言
聖書の中で一番長いたとえだそうです。エルサレムが神の憐れみで神の民となったのに、なぜ滅ぼされなければならないかが書かれています。エルサレムを妻として人格化しています。偶像礼拝や諸国に頼ることを姦淫と表現しています。それがどれほど重い罪かが聖書では生々しく表現されています。それは神が裁きをもってイスラエルを神に立ち返らせるためなのです。私たちも神がお嫌いになる罪を犯すことが決してありませんように。

聖書要約
エルサレムの背信
神の言葉が私(エゼキエル)に臨みました。「人の子よ、エルサレムの忌まわしい罪のことで語りなさい」と。「あなたは生まれてすぐに捨てられ、死ぬばかりだったのを、私(神)が『死んではいけない、』と助けたのだ。私はあなたを栄えさせたので、健やかに育った。成長したあなたを王妃のように着飾り、最高の食事も与えたので、益々美しくなった。その美しさは周囲の国にも知れ渡った。あなたはそれを鼻にかけるようになり、あなたの所にやってくる国々に売春婦のように身を任せた。私が与えたもので偶像を作って礼拝し、大切な子どもを偶像のいけにえにした。捨てられていたのを拾われたことを忘れてしまって…。あなたたちは偶像礼拝の罪だけではなく、神を頼りとしないで周辺諸国のエジプトやアッシリアやバビロンと同盟を結んだ罪もある。それらの罪のために、周辺諸国の前であなたたちを裁く。
あなたの父母はあなたを捨てたひどい親だが、あなたやあなたの姉であるサマリヤも妹であるソドムも相当ひどい。しかしエルサレムであるあなたの罪はそれ以上にひどい。サマリヤやソドムが潔白に見えるほどだ。しかし私はいつの日かこれらの国を回復させる。ソドムやサマリヤを鼻にもかけずに威張っていたエルサレムだが神との契約を破った罪は重い、しかし私はその契約を守り続けよう。あなた方はその好意に胸打たれるだろう。その時あなたは私が神であることを知るであろう。