エゼキエル書29章 成されたのは主


「お前が『ナイル川はわたしのもの、わたしが造ったものだ』と言ったからだ。」エゼキエル書29:9

くぅ~ママのちょっと一言
エジプトの裁きについて書かれています。エジプトはかつては諸国を手中に収めた大国でした。またイスラエルとも関係の深い国です。その国の滅亡が預言されています。理由として「ナイル川は自分のものだ」と豪語したことが上げられています。確かにナイル川はエジプトの国の中にありますし、王が運河をつくり、畑を潤したかもしれません。その実績を数えると人間は自分が何者かでもあるように思えてえてくるのでしょう。しかしそれを可能にしてくださった神の存在を感じることで、また祈りの中で神のご配慮を思い起こすことで、傲慢の罠にはまらないようにしなければならないと思います。

聖書要約
エジプトの王、ファラオへの預言
ゼデキヤ王が捕囚となって10年目に主がお語りになりました。「人の子よ。エジプトに向かって預言せよ。ナイル川の真ん中にいる強い竜のようなエジプト王よ。あなたは『ナイル川は私のものだ。私が自分のために作った』と言っているから、私はあなたの顎に鉤を引っ掛けて、うろこについた魚もろとも荒野に放り出して、野獣や鳥の餌食にする。その時エジプトは私が主であることを知るようになる。イスラエルがあなたの国を頼りにした時、あなた方には力がなかった。そのエジプトに私が剣をで攻め、人も家畜も滅ぼし、荒れ野とする。エチオピアの国境まで滅ぼし尽くし40年間人っ子一人通らなくなるだろう。しかし49年過ぎたら、私は散らされた民をエジプトに連れ戻そう。しかしエジプトは影響力のない小国になる。イスラエルも二度とエジプトに頼ることはない。」
また主はお語りになりました。
ネブカドレツァルの報酬
バビロンのネブカドレツァル軍がティルスを攻撃した時、激しい戦闘だったにも関わらず、なんの報酬もなかった。だからバビロンにエジプトの地と財宝を与えよう。やがて主がイスラエルの繁栄が回復される時が来る。その時エジプトは私が主であることを知るであろう。