ダニエル書9章 油注がれた君の到来


「エルサレムを復興し、再建せよとの命令が出てから、油注がれた者、君主が来るまでが七週。そして苦しみの期間である六十二週の間に、広場と堀が造り直される。」ダニエル書9:25

くぅ~ママのちょっと一言
ダニエルがイスラエルの民の罪を告白し、執り成しの祈りをささげた時、神の言葉がダニエルに臨みます。24節の70週の所は本当に分かりにくいですが、バビロンからの帰還から救い主キリストの誕生。そして十字架の死、という歴史を経て、悪の世界は最後は裁かれることが神のご計画であると書かれているのだと思います。(私には本当に難しいです)
イエスキリストの十字架という人類の救いのクライマックスまで本当に長い年月が必要だったことが分かります。私たちは十字架の恵みの中で生きているのですが、この幸せを感じながら、この時代に生きている意味も同時に考えたいと思います。

聖書要約
定めの七十週
メディア出身でカルデヤの王となったダレイオスの治世元年のことです。私(ダニエル)は預言者エレミヤの書からエルサレムが70年の間荒廃したままであることを知りました。そこで神に捕囚を終わらせて故郷に帰還させてくださいと祈りました。ダニエルはイスラエルの民が神に反逆したことを認め、民には神の憐れみにすがるしかないことを告白します。イスラエルの民が律法を守らず、神の言葉に不従順であった結果がバビロン捕囚となったことを悟り、神の名声は出エジプトによって全世界に示されたのに、神の民の長期の捕囚は神の名声を損なうこと。だから荒れ果てた聖所、エルサレムの回復を切に祈ったのです。
このようにして祈っていると先の幻で見たガブリエルが飛んできて、私に近づきました。「ダニエルよ、お前が嘆き、祈り始めた時、神の言葉があなたに臨んだ。あなたは神に愛されている。このみ言葉を悟りなさい。神はエルサレムに70週(490年)の裁きを言い渡しましたが、ようやくそのとがめから解き放たれる時が来た。預言者が預言した通り、エルサレムが再建される。その命令が発せられてから、7週(49年)に加えて62週(434年)後に油注がれた方が来られる。しかしその方が新しい国を再建するまでに殺されてしまう。その後王となった者は神の民を洪水で押し流すように退け、悪口の限りを尽くす。ユダヤ人がいけにえもささげることができなくなり、聖所は徹底的に汚されるが、神の時と計画に従って、裁きが行われるのである。」