ダニエル書11章 ついに終わりの時が
「しかし、だれも助ける者はなく、ついに彼は終わりを迎える。」ダニエル書11:45
くぅ~ママのちょっと一言
2~4節はペルシャとギリシャの戦い。5~20節は北の国と南の国(シリアとエジプト)の戦い。21~35節はアンティオコス4世の悪行について。36~39節は神に対する反逆。40~45節は終わりの時について書かれています。これから起こる国々の栄枯盛衰が書かれており、大変難解です。特に40節以降は意味がよくわかりません。しかし最後に神の民が勝利することは読みとれます。その時が来るまで、世の移り変わりに心動かされず、一点神を見つめて歩みたいと思います。
聖書要約
さてあなた(ダニエル)にこれから起こる真理を告げよう。ペルシャのクロス王の後に3人の王が起こります。その後、3人をしのぐ王がでてギリシャに全面戦争を仕掛けます。ギリシャではおおいなる王が起こりますが、その王国は権力の絶頂で崩壊し、4つの小国に分割されます。その内の一人である。エジプトの王は権力を増大させていきます。その後、数年間はエジプトとシリアの間で同盟、裏ぎり、侵略が繰り返され、ついにエジプトがシリアに勝ち凱旋します。その後何年かはシリアの王に手を出すことはありませんでした。しかしその後シリアは短期間エジプトを侵略しますが、すぐに自国に帰ります。しかしまた大軍を率いて攻めよせるのですが、エジプトの怒りを買い、シリアは敗北。しかしエジプトの勝利は長続きしません。その後、さらに装備したシリアは他の国の援軍も得てエジプトに挑みます。ユダヤ人の暴徒もそれに加わりますが、失敗に終わります。しかしシリアの大軍はエジプトを打ちます。勢いを得たシリアの王は栄光の国イスラエルにも踏み込み略奪します。シリアは全エジプトを征服しようとしますが、失敗に終わります。これの後継者もすぐに姿を消します。巧みな陰謀で跡を継いだ王は、狡猾なやり方で権力にのし上がります。またエジプトに戦いを仕掛け、両王は陰謀をめぐらしますが、神の定めた時が来るまでどちらも成功しません。
シリアの王が富を得て自国に帰る時にイスラエルに進撃します。また南へ進撃しますが、ローマの軍隊を前に退去します。シリアの王は腹たちまぎれにエルサレムを襲って、聖所を汚し、礼拝を止めさせ、神殿に偶像の神々を持ってきて礼拝させます。不信仰なユダヤ人に権力を与え、神を信じる者を迫害します。この王は自分勝手に振る舞い、どの神より自分は偉いのだと神を冒涜します。しかし終わりの時には南の王は北の王に再び攻めかかります。神の民の敵はエルサレムと地中海の間に現れ、そこでついに滅ぼされます。神の民の敵を助ける者は一人もいないのです。