ホセア書13章 神に背いたから
「イスラエルよ、あなたは滅ぼされる。あなたの助け手である、わたしに背いたからだ。」ホセア書13:9
くぅ~ママのちょっと一言
イスラエルの破局が目の前に迫ってきている状況をホセアは民に直視するように言います。イスラエルは神に選ばれた民でした。エジプトで奴隷の身であった民を神は解放してくださり、荒野の旅を導いてくださいました。約束の地カナンにはいった後、神の民であるにもかかわらず、近隣諸国の様な王を立ててほしいという民の願いを神はかなえてくださいます。しかし結局神に背を向け続けたのです。エフライムには多くの実を結ぶという意味があるそうですが、実を結ぶのは神につながっていればこそだったのです。ヨハネによる福音書15:5「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなた方は何もできないからである。」の言葉に聞きたいと思います。
聖書要約
エフライムの終わり
エフライムが語れば他のイスラエルの部族は震えあがるほど力があったのに、エフライムはバアルを信じたので滅びるのです。今でもエフライムの民は偶像礼拝に余念がない。そんなエフライムは霧のように、風に吹き飛ばされるもみ殻のように消え去るのです。
私だけがあなた方の神です。エジプトから導き出したのも、荒野で世話をしたのも私です。あなたがは空腹が満たされると傲慢になり、私のことを忘れました。
そこで私はあなた方を獅子のように、豹のように、子を奪われた熊のように襲いかかるでしょう。
イスラエルは破滅します。神に背いたからです。あなた方を助ける者はいません。あなた方は王がほしいと言ったので、しかたなく王を与えました。しかし今これを奪います。
イスラエルの罪は明白です。イスラエルは生まれる時がきたのに胎から出てこない子のようです。頑固で愚かなイスラエルを地獄から救うべきでしょうか。死の恐ろしさを思い知るがいい。私は彼らに憐れみをかけません。エフライムは兄弟の中でも一番実り豊かと言われましたが、荒野から神の風が吹きまくりイスラエルは干上がり富と宝は奪いさられます。