マタイによる福音書11章 重荷を担って下さる主と共に


「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」マタイ11:28

くぅ~ママのちょっと一言
ヨハネはヘロデ王に忠告したことが原因で獄につながれていました。そこから弟子をイエスに遣わして「あなたがメシアですか」と、尋ねさせたのです。ヨハネはイエスが悪人を裁き、王として威厳をもって君臨されることを期待していたのかもしれません。ローマの支配からイスラエルを救う勇ましいメシア像を想像していたのかもしれません。イエスはそれに対して、「(私のやっていることが自分の思っていたメシア姿と異なるからと言って)私につまづかないように」と、言われました。
その後、群衆に「ヨハネはメシアの前に来て、その道を備えるために遣わされた者で、どの預言者よりも優れたものである」と。しかしヨハネはこれまで生きてきた人間の中でもっとも偉大な人物であるけれど、天の国ではヨハネが一番小さい存在だ」というのです。それは律法の終わりを告げるヨハネ以前は、人々は一生懸命神に近づく努力してきましたが、イエスが来られてから後は、神さまが私た近づいてくださる世界が始まったことを表しているとのことです。
28節はイエスのわたしたちに対する招きのことばです。「疲れた者、重荷を負う者は、誰でもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」と。次に書かれているくびきとは牛が2頭立てで作業をするときに2頭が同じ歩調になるように木の板で繋ぐ道具です。イエスさまがともに負ってくださり、導いてくださるくびきは軽いのです。そのようにしてイエスさまが共に歩んでくださる時、荷は軽くなるのです。思いくびきを一人で引きずりながら歩まなくてもいいのです。

聖書要約
グッド洗礼者ヨハネとイエス
ヨハネは牢につながれていましたが、弟子をイエスの所に遣わして「私たちが待っていたメシアはあなたですか」と尋ねさせました。イエスは弟子たちに「病気の者がいやされ、死人が生き返り、貧しい人に福音が伝えられていることをヨハネに話してあげなさい。そして『私を疑わない者は幸いです』」と、言われました。その後、群衆に向かって、「ヨハネは預言者以上の者です。聖書の中に『わたしはあなたより先に使者を遣わし、あなたの前に道を準備させよう』と、書いてあるのはヨハネのことです。今までに生まれた人の中でバプテスマのヨハネほど優れた働きをした者はいません。しかし天国では一番小さい者でもヨハネより偉大です。ヨハネが洗礼を授け始めてから多くの者が天国を目指してやってきました。律法に生きる人々や預言者は救い主を待ち望んできましたが、メシアが来る前に現れると言われていたのがヨハネです。しかし民はそのヨハネが禁欲的にしていると『悪霊に取りつかれている』と言い、人の子が来て飲み食いしていると『』大食漢のお酒のみだ』と、言う。まるで子どもの遊びで自分の思いと違うことをする子どもを責めるようなものだ」と。
グッド悔い改めない町を叱る
イエスは多くの奇跡を行ったのに、悔い改めない町を叱り始められました。「コラジ、ベトサイダは不幸だ。もしティルスやシドンで行われたら、とっくに悔い改めたでしょう。カファナウムは名誉を受けたけど、地獄に落とされます。神の裁きに遭ったソドムで奇跡が行われたら滅ぼされずに済んだでしょう。」
グッドわたしのもとに来なさい
イエスは祈られました。「あなたの真理を、自分は賢いと思っている者には示されずに、小さな子どもに示してくださって有難うございます。それはあなたの心に適うことです。あなたは全てのことをわたしに任せてくださいました。私のことは父であるあなたが一番ご存知です。またあなたのことを知っているのは子であるわたしと、わたしの教えを聞いた人々です。疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。わたしのくびきをわたしと一緒に負って、わたしから教えを受けなさい。わたしのくびきは優しく負いやすく、わたしの荷は軽いです。そすればあなたの魂は安らかになります。」