マルコによる福音書5章 主に癒された人たち


よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。」マルコ5:34

くぅ~ママのちょっと一言
イエスは男から悪霊を取り去られ、2000頭の豚に乗り移されました。一人の人が救われるのに大きな犠牲が払われたわけです。しかしそれを見た人々はイエスを歓迎したかというとそうではありませんでした。一人の人の病気が癒されたことよりも豚の損失の方に心が奪われているのです。
出血の女性は町に出入りすることを禁じられていました。その女性は命を引き換えにイエスの服に触れます。その結果主の癒しを経験することになりました。
ヤイロの娘はイエスの到着の前に亡くなります。「もっと早く来てくださっていたら」と言う気持ちがよぎりますが、その結果人々はすばらしい奇跡を経験します。
様々な人生がありますが、主に信頼して近づく者に、その人にあった関わりをしてくださるのだと思います。

聖書要約
グッド悪霊に取りつかれたゲラサの人をいやす
湖から向こう岸のゲラサ地方に着いたイエスの所に悪霊に取りつかれた男が墓場からやってきました。その男は墓場に住み、鎖を引きちぎり、身体を打ち、昼も夜も叫んでいました。そして「いと高き神の子イエス、苦しめないでくれ」と言いました。男には大勢の悪霊が取りついていました。イエスが「汚れた霊、この男から出ていけ」と言われると、悪霊たちは豚に乗り移つらせてくれと頼んだので、イエスはそれをお許しになりました。すると悪霊が乗り移った2000頭の豚が、崖から湖に落ちて死にました。豚飼いたちは町にこのことを知らせに行きました。人々が来てみると、その男が正気になっていました。人々はイエスにここから出ていってほしいと頼みました。イエスが舟に乗られると、男の人はイエスについていきたいと言いましたが、イエスは「家に帰りなさい。そして主があなたを憐れみ、してくださったことを人々に知らせなさい」と言われました。男はことごとく身に起こったことを言い広めたので、人々は皆驚きました
グッドヤイロの娘とイエスの服に触れる女
イエスは舟でユダヤ地方の戻られました。湖のほとりにおられると、大勢の人が集まってきました。そこにヤイロという会堂長がやってきて、イエスの足元にひれ伏して必死に願いました。「私の娘が死にそうです。どうぞおいでくださり、娘に手を置いて治してやってください」と。 イエスはヤイロと出かけましたが、群集は押し合いながらついてきました。その中に12年間出血が止まらなくて苦しみ続けてきた女性が「この方の服にでも触れれば癒して頂ける」とイエスの服に触れました。その時、出血は止まったことを感じました。するとイエスが「今、私に触れたのは誰ですか」と言われました。進み出てひれ伏した女性にイエスは「あなたの信仰があなたを治したのです、元気で暮らしなさい」と言われました。
こう話しているうちにヤイロの家から娘が亡くなった知らせが来ました。イエスは「恐れてはいけません。わたしを信じなさい」と言われ、ヤイロの家に行かれました。イエスが「子どもはただ眠っているだけです」と言われ、「少女よ、起きなさい」というと少女はすぐに起きて歩きだしました。イエスはこのことを誰にも言わないように命じ、また少女の食べ物を与えるように言われました。