マルコによる福音書6章 信じて触れる


「そして、さわった人たちはみな癒やされた。」マルコ6:56

くぅ~ママのちょっと一言
弟子たちが宣教と癒しのために派遣されます。弟子たちを受け入れない所では立ち去る時に「足のほこりを払え」と命じられました。「福音が伝えられてもそれを拒否した時の裁きは自分で負う」という意味とのことです。
5つのパンと2匹の魚で5000人が満足しました。パンは丸い皿のような形、魚は燻製か酢漬けのようなものだったそうです。5つというのはちょうど13人分ほどの量だそうです。イエス様と弟子分というわけです。それを差し出すことで神はすばらしい奇跡を起こしてくださいました。どんなに小さなことでも、私たちには「差し出すこと」が求められているのです。

聖書要約
ナザレでは受け入れられない
イエスと弟子は故郷に帰られ、安息日に会堂で教えられました。ところが人々はイエスを「大工の子、マリアの子」という先入観でしか見ることができません。だから奇跡は極わずかしか行われなかったのです。イエスは人々があまりにも不信仰なのに驚かれました
12人を派遣する
イエスは付近の村でお教えになりました。そして12人の弟子を二人組ずつにして周りの町に送り出されました。簡素な旅支度で、食料も金も持たってはいけないと命じられました。受け入れてくれた家があれば、旅立つまでそこで滞在し、もし迎え入れない家を出ていく時には足の裏のほこりを払い落すように言われました。彼らの使命は「悔い改めさせるための宣教」と「癒し」です。
洗礼者ヨハネ、殺される
イエスの名が知れ渡ると、ヘロデ王は「洗礼者ヨハネが生き返ったのだ」と思いました。ヘロデは兄弟の妻をめとったことを非難したヨハネを牢に入れました。ヘロデはヨハネを憎みつつも、聖なる人と知っていて、ヨハネの教えに耳を傾けていました。ところが自分の誕生日の祝いの席でヘロディアの娘が踊った踊りに対する褒美としてヨハネの首を求められることになり、やむなく処刑してしまったのです。
5000人に食べ物を与える
弟子たちが宣教から帰ってきてイエスに報告しました。イエスは彼らを休ませようとして人里離れた所に行きました。ところが群集が後を追ってきたのです。イエスは羊飼いのいない羊のような群集を憐れみ、教え始められました。夕暮れになって弟子が集まった人たちの食事の心配を始めました。しかしイエスは「あなたたちでこの人たちに食べ物を上げなさい」と言われたのです。そして弟子が持っている5つのパンと2匹の魚を持って来させました。人々を50人、100人の組みにして、青草に座らせました。そしてイエスは天を仰いで賛美してパンを裂き、弟子たちに配らせました。魚も同様にしました。全ての人がお腹いっぱい食べて、残ったパンの屑と魚は12のかごいっぱいになりました。食べた者は男だけで5000人でした
湖を歩く
イエスは弟子たちを舟で向こう岸に行かせます。ところが逆風でこぎあぐねていました。夜明けごろイエスは湖面を歩いて、その弟子たちの側を通り過ぎようとされました。弟子達は幽霊と思い、叫びおびえます。そこ「安心しなさい」と、船に乗り込まれます。すると風が静まりましたが、弟子たちは非常に驚きました。
デネサレト病人をいやす
一行はゲネサレトという所に着きました。イエスに癒してもらおうと人々集まってきました。イエスに触れた者は皆癒されました。