マルコによる福音書15章 罪の赦しと救いのために


「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」マルコ15:34

くぅ~ママのちょっと一言
ユダヤの指導者たちは群集が自分達から心が離れてイエスに傾倒していることをねたみ、イエスを十字架にかけてしまいます。イエスに従っていた群集も、指導者に扇動されて心はイエスから離れてしまっていました。鞭うちで肉体の苦痛と、散々嘲笑され精神的な苦痛が極限に達して十字架にお架かりになります。イエスの最後の言葉は「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか」でした。人にも神にも見捨てられたような状態で息を引き取られたのです。しかし神はイエスを見捨てたわけではありませんでした。「その時」神殿の幕が真っ二つに引き裂かれます。祭司だけが入れる至聖所の幕が取り除かれ、だれでも直接神のみ前に近づくことが出来る新しい時代の幕が明けたのです。十字架は人類の罪の赦しと救いいう神の壮大なご計画だったのです

聖書要約
グッドピラトからの尋問
夜が明けると、ユダヤの指導者たちはイエスをピラトにひき渡しました。ピラトが「あなたがユダヤの王なのか」と問うと、イエスは「それはあなたの言っていることです」と答えました。その後祭司長たちが色々とイエスを訴えましたが、何もお答えになりませんでした。
グッド死刑の判決
祭りに際して民衆が願い出た囚人を釈放できることを利用して、ピラトはイエスを釈放しようとしました。ピラトは祭司長達がねたみからイエスを捕えたことが分かっていたのです。しかし指導者たちに扇動された群集はイエスを処刑し、殺人を犯したバラバを釈放するように激しく要求しました。ピラトは群集の力を抑えることもせず、イエスに十字架刑を言い渡したのでした。
グッド兵士からの侮辱
全部隊が召集され、兵士たちはイエスに茨の冠をかぶせ、紫の衣を着せて「ユダヤの王、万歳」と嘲笑し、葦の棒で頭をたたき、唾を吐きかけ、そして元の服に着替えさせて外に引きだしました。
グッド十字架につけられる
ゴルゴダ(されこうべ)の丘までの道を十字架を担いで連れて行かれますが、兵士は通りがかったキレネ人のシモン(アレクサンドロとルフォスの父)に十字架を無理やり担がせました。ゴルゴダの丘につき没薬に入った濃いぶどう酒が差し出されますが(痛みを麻痺させれため)イエスはお受けにならなりませんでした。兵士はイエスを十字架につけて、その服を分け合いました。イエスを十字架に付けたのは午前9時でした。罪状書きは「ユダヤ人の王」と書かれ、その両側には強盗が十字架に架けられました。通りがかりの人やユダヤの指導者たちは「人を救ったよう自分を救えないのか」とあざけりののしったのでした。
グッドイエスの死
昼の12時、全地が暗くなり、午後3時に「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか」と叫ばれて、息を引き取られました。その時、神殿の幕が真っ二つに引き裂かれました。それを一部始終見ていたローマの百人隊長が言います「本当にこの人は神の子だった」と。イエスと共にガリラヤから来た女性たちの多くも遠くからこの様子を見ていました。
グッド墓に葬る
神の国を待ち望んでいたヨセフ(身分の高い議員)は遺体の引き取りを申し出ました。イエスの死が確認され、遺体が墓に葬られます。誰にも取り去ることが出来ないように、入り口に大きな石を転がして封印されました。マグダラのマリアとヨセの母マリアはその墓の場所を見つめていました。