レビ記4章 「過って違反した罪に対する献げ物」

「人が、がしてはならないと命じたすべてのことから離れて、気づかずに罪に陥り、その一つでも行ってしまった、以下のような場合には──」レビ記4:2

くぅ~ママのちょっと一言
過って神様の戒めに違反した場合の罪の贖いの献げ物について 書かれています。大祭司と共同体全体の罪は大変重いので、献げるのは無傷の雄牛です。幕屋の中に入って7度血を注ぎます。それでも他の二つと違って聖書には「罪がゆるされる」とは書かれていないのです。大祭司の過って犯した罪とは宗教儀式の方法の場合なのかもしれません。また共同体全体とは国家規模の罪ということになるのでしょう。
神に対する罪と国家単位で犯す罪は特別の罪なのです。また、故意に犯した罪は償わなければならないのは当然ですが、このように気がつかずに犯した罪にも神は清算を求められていることにも心に留めたいと思います。そのような罪に対しても神様は犠牲獣に罪を移して贖われる道を私たちに与えてくださいました。

後に神はイエスキリストが私たちの罪を身代わりとして引き受けてくださり、十字架にお架かりになり、贖いの道を与えてくださいました。これほどの愛はありません。

聖書要約
贖罪の献げ物
神はモーセに言われました。過って神の戒めに違反した場合の罪の贖いの献げ物についてイスラエルの民に告げなさいと。
大祭司が罪を犯した為に責めが民に及んだ場合の献げ物は無傷の若い雄牛です。まず幕屋の入り口に引いてきて、神のみ前で牛の頭に手を置きます。(これは罪を牛に移すための行為です。)そして屠ります。祭司は牛の血を取って、臨在の幕屋の中で神のみ前に7度血を振りまきます。この行為は大祭司と次に書かれている共同体全体としての罪の場合のみです。そして臨在の幕屋の中にある、香を炊く祭壇の4隅に塗り、残りの血は焼き尽くす祭壇に注ぎます。血のほかは和解の献げ物と同様にしますが、皮や肉などは宿営の外の特別に清められた焼却場で焼きます
イスラエルの共同体全体が過って罪を犯した場合は大祭司の罪の贖いの方法とほぼ同じですが、皮や肉などは宿営の外に運び出し、個人の罪のためのいけにえと同様に焼きます。
共同体の代表が過って罪を犯した場合は無傷の雄山羊をささげます。祭司が彼のために罪を贖うと彼の罪は赦されます。一般の人が過って罪を犯した場合は無傷の雌山羊、または雌羊をささげます。祭司が彼の犯した罪を贖う儀式をすることで彼の罪は赦されます。