レビ記6章 「毎朝ごとに献げる」

「祭司は亜麻布の衣を着て、亜麻布のももひきを身に着ける。」レビ記6:10

くぅ~ママのちょっと一言
ここでは1~5章にかいてある献げ物を祭司がどのように取り扱うかについて、次の4つが補足として書かれています。
イスラエルの民は朝夕祭壇の火が消えないように燃やし続けなければなりませんでした。「祭壇の火を燃やし続ける」という同じ言葉が2節と6節に繰り返し使われています。
そのために朝ごとに祭司は亜麻布の服を着て肌が見えないようにして、燃えかすをかき寄せて、別の服に着替えて宿営の外の清い場所に運び出すという作業をしました。毎日毎日その作業をし続けたのでしょう。
クリスチャンも毎朝ごとに祈ります。祭司が毎朝し続けたように、私たちもまず朝一番の時間を神様と向き合いたいと思います。教会学校の子どもたちには、体を起こすと同時に手を合わせて指を組んで、目を閉じて祈るんだよと話します。私の朝の祈りはまず、新しい朝を迎えられたことへの感謝、それから今日一日、家族や親しい人たちが守られるように、そして助産院と小さないのちのドアといのち語り隊を神様の愛を必要としている人たちにお届けするために使ってくださいと祈ります。また教会に神様のお導きがあるように、最後に「今日も神様の尊いご用のために、この小さな私をお遣わし下さい」とお祈りします。

聖書要約
各種の献げ物の施行細則
焼き尽くす献げ物は朝夕お献げますので、昼夜、夜通し火を燃やし続けます。毎朝、祭司は、火が消えてしまわないように、亜麻布の衣服を着け、亜麻布のズボンをはいて肌を隠し祭壇の燃えかすを取り除き、薪をくべ、焼き尽くす献げ物を献げます。
穀物の献げ物はオリーブのかかった小麦粉一掴みと乳香を祭壇で燃やします。残りは酵母を入れないパンにし幕屋の庭で食べなければなりませんでした。
祭司の任命式の日の穀物の献げ物については、朝夕に小麦粉をオリーブ油でこねてちぎった物を鉄板の上で焼きます。これは食べることはできず、完全に焼き尽くします。
贖罪の献げ物は主のみ前で屠り、幕屋の庭で祭司が食べることが出来ました。献げ物を煮た時は土鍋は打ち砕き、青銅の鍋は洗い清めなければなりませんでした。但し、血を献げた場合(大祭司または共同体全体の罪の贖いの時)は食べることはできませんでした。