レビ記9章 「主の栄光が現れた」

「モーセとアロンは会見の天幕に入り、そこから出て来て民を祝福した。すると栄光が民全体に現れ、」レビ記9:23

くぅ~ママのちょっと一言
アロンが初めての献げ物を民の前で執り行ったとき、一同は神の栄光を拝しました。「栄光」とは別の言い方をすると「神の重々しい臨在」と学んだことがあります。私は栄光とは神が人間の世界に両手を広げて関わって下さっておられることではないかと思うのです。バッハの楽譜の最後には「SDG」の3つの文字が記されています。それはSoli Deo Gloria「ただ神の栄光のために」の意味です。また聖書にははっきりと、私たちの生きる目的は「ただ神に栄光を帰すため」であると書かれているのです。(Ⅰコリント10:31)それは両手を広げて関わろうとしてくださる神の臨在を感じて生きることではないかと思うのです。その時、民が喜びの声を上げたように、心にこの世では得られない喜びを頂くことができるのです。

聖書要約
アロンによる献げ物の初執行
7日間の祭司の任職式が終わり、8日目にモーセはアロンとその子らと長老たちを集め、アロン自身と祭司たちのため、そして続いて民たちのために献げ物を、民の前で行いました。
まず、アロンと祭司達のために贖罪のための献げ物と、焼き尽くす献げ物を献げました。(ほぼ規定どおりですが、ここでは贖罪のための献げ物の時に血を幕屋の中に入れていません。)
次に民のための贖罪の献げ物、焼きつく献げ物、和解の献げ物、そして穀物の献げ物それに朝の焼き尽くす献げ物が献げられました。(贖罪の献げ物は雄牛ではなく雄山羊であることが、規定とは異なりますが、それ以外は規定どおりの方法でアロンによる初めての献げ物が執行されました。)
アロンの祝福
アロンは手を上げて民を祝福しました。
その後モーセとアロンは幕屋に入り、やがて出てきた二人は一同を祝福しました。その時神の火が下り、祭壇のいけにえと脂肪を焼き尽くしたのです。神の栄光を見た一同は喜びの声を上げ、み前にひれ伏しました。