レビ記14章 「清めの儀式」

「その後で、宿営に入ることができる。」レビ記14:8

くぅ~ママのちょっと一言
ここでは重い皮膚病のために汚れている宣言された人が治った時の清めの儀式の手順について記されています。清めの儀式に使われる4つの物には次のような意味があります。野鳥は雀などの小さな鳥などですが、これは汚れを野に運び去る役目があります。後の3つですが、杉の枝は強い香、緋糸は色が血と似ていること、ヒソプの強い刺激があることから悪霊を追い出す役目がありました。
清められて宿営の中で暮らす事は主の祝福の内にいるということなので、清めの儀式はとても大切なことでした。

新約に生きる私たちにはこのような儀式は必要ありません。罪から清められ、神の祝福の中に入れられる方法は、「主イエスの十字架は私の罪のためである」と信じることこと、ただそれだけです。
レビ記の主題である「わたし(神さま)は聖なる者であるから、あなた方も聖なる者となりなさい」の み言葉をもう一度思い出したいと思います。

聖書要約
清めの儀式
神はモーセに言われました。重い皮膚病を患った人が清めを受ける時の祭司への指示は以下の通りです。祭司は宿営の外にでて患者を調べます。皮膚病が治っていたら、清めの儀式をする為に、その人に小さな野鳥2羽、杉の枝、緋糸、ヒソプ、そして流水を持ってこさせます。祭司は流水を入れた土器の上で1羽の鳥を殺すように命じます。水と血が入った土器の中に杉の枝、緋糸、ヒソプ、生きている鳥を浸してから、その血を清めを受ける人に7度振り掛けます。その後生きている鳥を逃がします。その後清められた人は衣服を洗い、全身の毛を剃り、7日間は宿営の中の自分の天幕の中で過ごします。7日目に再び全身の毛を剃り、衣服を洗い、さらに7日間を過ごします。8日目に祭司のところに4種類の献げものを持っていきます。雄羊2匹は和解の献げ物と焼き尽くすの献げ物、雌羊1匹は贖罪の献げ物、小麦粉は賠償の献げ物として献げられます。
貧しい人の場合は賠償の献げ物は雄羊は必要でしたが、その他は2羽の鳩と小麦粉も3分の1とされました。

家屋に生じるかび
これは約束の地カナンに入ってからのこととして書かれています。まず家財道具を外に出して、かびの状態を調べます。疑いのある場合は1週間封鎖して様子を見ます。もしかびが広がっていたら、そこの部分の石材を取り除き、町の外の汚れた場所で処分します。家屋の清めの儀式は人の清めの儀式と同じく2羽の野鳥を献げます。