民数記3章 「初子は主のもの」

「エジプトの地でわたしがすべての長子を打った日に、わたしは、人から家畜に至るまで、イスラエルのうちのすべての長子をわたしのものとして聖別した。」民数記3:13

くぅ~ママのちょっと一言
イスラエルの民は荒野を旅する一行とすれば多すぎる人数でしたが、各部族にまとめられたことと、その中心でレビ族が幕屋の仕事に携わったことで統率がとれたのでしょう。そのレビ族も氏族に従って、宿営の場所、役割が決められ、その役割をきっちりと果たしていきました。その結果、主に守られて、約束の地に到達することができました。
ではクリスチャンの役割は何でしょうか。私はこの世にあって、祈ることだと思います。レビが民の中心で幕屋のご用をしたように、この世の中に主の祝福がありますように、日々主に執り成しの祈りをすることではないでしょうか。まずは家族のために、また祈りの応援を必要としている友のために、地域のために、為政者のために、日本の国のために、世界のために、地球のために、祈ることがクリスチャンの役割です。私のような小さな者の祈りにどれだけの効果があるのかと思うかもしれませんが、創世記18章でアブラハムに神が10人の正しい人がいたらこの町、ソドムを滅ぼさないと言われたことを思い出したいと思います。小さな祈りですが、主が必ず聞いてくださることを確信して、この世にあって、祈りという仕事が与えられたクリスチャンとしての役割を果たしていきたいと思います。

聖書要約
レビ人の務め
神がシナイ山でモーセに語られた当時のアロンの記録はつぎのとおりです。
祭司アロンの子は4人いましたが、長男のナダブと次男のアビフはシナイの荒野で規則に違反した香を焚いて、神の裁きを受けて死んでしまいましたので、3男と4男のエルアザルとイタマルが父アロンを共に祭司の務めをしました。
神はレビ族をアロンの前に立たせて、臨在の幕屋の仕事をすることを命じられました。もし他の者がその務めをしたなら死刑に処せられます。また神はモーセに言われました。レビ族はイスラエルの人々のすべての初子の身代わりだから、神のものであると。出エジプトの出来事から、すべての初子は神のものなのです。
レビの人工調査
レビの家系に従って生後1ヶ月以上の男子の人口調査を主はお命じになりました。レビの氏族はゲルション、ケハト、メラリの3氏族です。それぞれの数と宿営の場所と役割が言い渡されました。
ゲルション氏族とその務め
ゲルション氏族は7,500人、幕屋の西側に宿営し、幕屋の入り口の幕、天幕、覆い、庭や入り口の幕に関わる仕事が与えられました。
ケハト氏族とその務め
ケハト氏族は8,300人、幕屋の南側に宿営し、契約の箱、机、燭台、祭壇、聖なる祭具などに関わる仕事が与えられました。
メラリ氏族とその務め
メラリ氏族は6,200人、幕屋の北側に宿営し、壁板、横木、柱、台座などに関わる仕事が与えられました。
モーセおよびアロンとその子らの務め
モーセとアロン、その子らには幕屋の東側、正面に宿営し、聖所を守る役割が与えられました。登録した総数は2万2千人でした。
イスラエル人の代わりをするレビ人
イスラエルの人々の生後1ヶ月以上長子の数を数えるように主はお命じになりました。すると2万2273人でした。レビ人のかずと比べると、イスラエルの長子の方が273人超過しています。その人数分を贖い金としてイスラエルの長子たちから徴収してレビ族に渡されました。