民数記14章 「御心に適うなら」

「もしが私たちを喜んでおられるなら、私たちをあの地に導き入れ、それを私たちに下さる。あの地は乳と蜜が流れる地だ。」民数記14:8

くぅ~ママのちょっと一言
神は背いた民をお赦しになり、荒野に向けて出発するという新たな課題を与えられました。しかし民はその命令に背き、約束の地に攻め上って行きました。結果は敗北でした。イスラエルの民にとって「神の御心に適うこと」「神に背かないこと」「神が共にいてくださることを信じること」が祝福の条件だったのです。それはクリスチャンにとっても同様です。ヨシュアとカレブが民に言った「主の御心に適うこと、主に背かないこと、主が共にいてくださることを信じること、そうすれば恐れる事はない」という言葉に信頼して不可能を可能にしてくださる神に従っていきたいと思います。

聖書要約
民の反抗
12人の斥候の内、約束の地に入れないという報告をした10人の者の言葉を聞いた民は嘆きは大きく、モーセ以外の指導者を立ててエジプトに帰ろうと言い出しました。しかしカレブとヨシュア(ホシュアを改名)はあの素晴らしい土地に攻め上ろうと言います。そして「我々が主の御心に適うなら」「我々が主に背かないなら」「我々の内に主が共にいてくださることを信じるなら」恐れる事はないと言ったのです。しかし民にはその考えは非常に危険に思えて2人を石で撃ち殺そうとしました。
それを神はご覧になってモーセに「彼らを疫病で撃ち、モーセから新たに強大な国民を起こそう」と言われます。モーセは民を執り成す祈りを献げました。「周りの諸国の人々は主に守られて旅するイスラエルの姿を知っています。その民をあなたが滅ぼされたら、諸国民はなんて言うでしょう。」また「あなたの大きな慈しみのゆえにどうぞお赦しください」と。
神はモーセの祈りをお聞きになって、民を滅ぼすことを思いとどまられ、約束の地に向かうのではなく、荒野に向けて出発するようにと新たに命じられました。そして主に聞き従わなかった20歳以上の者たちは誰一人約束の地には入れないと言われました。40日間の偵察の日数に応じて40年間罪を負い、荒野で死に耐えるというのです。しかしカレブとヨシュアは約束の地に導きいれられると主は言われました。そして悪い情報を流した10人の者達は疫病で死にました。
土地進入の最初の企て
モーセはこのことを民に話すと、民は深く嘆き、翌朝、約束の地に上っていこうと企てたのです。モーセは「神が共におられないのだから上って行ってはいけない」と忠告し、神の箱もモーセも宿営から離れませんでした。それでも約束の地を取る為に上っていった者たちは皆滅ぼされてしまいました。