民数記15章 「約束の地に入った時に」

「こうしてあなたがたが、わたしのすべての命令を思い起こして、これを行い、あなたがたの神に対して聖なる者となるためである。」民数記15:40

くぅ~ママのちょっと一言
それにしても不思議な気がします。14章ですぐに約束の地に入れないことになったのに、なぜここに約束の地に入ったときのことが書かれているのかということなのです。しかし私は今までに同様の経験をしたことがあります。窮地に置かれているのに、なぜか将来がうまくいくような情報が入ってきたり、自分の置かれた状況が承認されていることを意味する手紙が来たり…神は「この事で心配しなくていい。大丈夫だよ」と複線を備えてくださるのではないかと思うのです。そのような経験を思い出してここを読むと、神はイスラエルの民に「落ち込まなくてもいい。必ず約束の地にたどり着くことが出来るから」と言ってくださっているように思えるのです。

聖書要約
献げ物に関する補足
 神はモーセに約束の地に入った後の献げ物について告げられました。特別の請願を果たす時の献げ物、随意の献げ物、または祝日に牛、もしくは羊を焼き尽くす献げ物、和解の献げ物を献げる時、奉納者はそれと一緒に十分の一エファの上等の小麦粉に、四分の一ヒンのオリーブ油を混ぜた穀物を主に献げます。またそれに加えて小羊を献げる時、小羊一匹につき四分の一ヒンのぶどう酒を献げます。雄羊の場合は十分の二エファの上等の小麦粉に三分の一のオリーブ油を混ぜた穀物と三分の一ヒンのぶどう酒を献げて、宥めの香とします。その他の献げ物についても指示通りにすることが、代々にわたって不変の定めとされました。また初物の麦粉で作った輪型のパンを献納物として主に献げなければなりません。
もし共同体全体が過ちを犯した時、また個人が過ちを犯したときも贖罪の献げ物とともに穀類とぶどう酒が献げなければなりません。故意に罪を犯したときは民から断たれなければなりませんでした。
安息日の違反
ある男が安息日に薪を拾ったところを見つけられました。その男は神から示された処遇のとおり宿営の外に連れ出され、石打ちの刑に処せられました。
衣服の房
イスラエルの民は衣服の四隅に房を縫いつけ、その房に青い紐を付けなさい。それを見て神の命令を思い出すように、またあなたたちは神に属する聖なる者となるように、そしてエジプトの地から導き出した神を覚えておくように。